群馬県立土屋文明記念文学館


(※中止になりました) 連続講座「アメリカ大陸の20世紀文学―フォークナーと、ラテンアメリカの「魔術的リアリズム」―」2020.3.7諏訪部浩一先生、3.15寺尾隆吉先生

フォークナーは1949年度、ガルシア・マルケスは1982年、バルガス・ジョサは2010年のノーベル文学賞受賞者でもあり、20世紀アメリカ大陸が生んだ世界的傑作について、第一線の研究者のお話を伺う、貴重な機会です!

①「ウィリアム・フォークナー(1897-1962)作品の魅力―日本文学との関係にも触れながら―」
 2020年3月7日(土)14:00~15:30
 講師:諏訪部浩一氏(東京大学大学院人文社会系研究科准教授)
1970(昭和45)年東京都生まれ。上智大学文学部卒業。東京大学大学院修士課程、ニューヨーク州立大学バッファロー校大学院博士課程修了(Ph.D.)。著訳書に、『ウィリアム・フォークナーの詩学1930-1936』(松柏社、2008)、『『マルタの鷹』 講義』(研究社、2012)、『ノワール文学講義 A Study in Black』(研究社、2014)、フォークナー『八月の光(上下)』(翻訳、岩波文庫、2016)、『アメリカ小説をさがして』(松柏社、2017)、『カート・ヴォネガット トラウマの詩学』(三修社、2019)、『フォークナーと日本文学』(日本ウィリアム・フォークナー協会と共編、松柏社、2019)など多数。

『響きと怒り』(1929)、『アブサロム、アブサロム!』(1936)などの多くのフォークナー作品は、ミシシッピ州の架空の地・ヨクナパトーファYoknapatawpha郡を舞台にしています。一連の作品世界は「ヨクナパトーファ・サーガ」と呼ばれ、多くの読者を魅了するだけでなく、日本の井上光晴、大江健三郎、中上健次、阿部和重なども含む世界中の文学者に多大な影響を与えてきました。アメリカ合衆国南部の地域性に深く根ざしながら、世界文学の最先端でもあったその作品の魅力について、諏訪部浩一先生に語っていただきます。

②「ラテンアメリカ文学と「魔術的リアリズム」―ガルシア・マルケスとバルガス・ジョサをめぐって―」
 2020年3月15日(日)14:00~15:30
 講師:寺尾隆吉氏(早稲田大学 社会科学総合学術院教授)
1971(昭和46)年名古屋市生まれ。東京大学教養学部卒業。同大学院総合文化研究科博士課程修了(学術博士)。メキシコ、コロンビア、ベネズエラの大学等で研究に従事し、フェリス女学院大学教授を経て、2019年から早稲田大学教授。著書に、『魔術的リアリズム―二〇世紀のラテンアメリカ小説』(水声社、2012)、『ラテンアメリカ文学入門 ボルヘス、ガルシア・マルケスから新世代の旗手まで』(中公新書、2016)、翻訳に『疎外と叛逆―ガルシア・マルケスとバルガス・ジョサの対話』(水声社、2014)、アレホ・カルペンティエール『方法異説』(水声社、2016)など多数。

「魔術的リアリズム」の代表作であるガブリエル・ガルシア・マルケス(コロンビア、1927-2014)の『百年の孤独』(1967)は、「四年十一ヵ月と二日降り続く雨」といった超自然的現象を日常に溶け込ませ、奇想天外な物語で世界から熱狂的に迎えられました。2020年1月に『100人の作家で知る ラテンアメリカ文学ガイドブック』(勉誠出版)を刊行する寺尾隆吉先生が、マリオ・バルガス・ジョサ(ペルー、1936-)とガルシア・マルケスの友情の軌跡をたどりながら、魔術的リアリズムの魅力とその味わい方についてたっぷり語ります。

電話、当館受付カウンターで申し込みを受け付けます。(申し込み順)
参加無料。各回定員150名。 ※事前の申し込みが定員に達しない場合には、当日受付も行います。
〒370-3533群馬県高崎市保渡田町2000 電話027-373-7721