群馬県立土屋文明記念文学館

お知らせ・催物情報

連続講座「江戸の思想と文学」2017.1.22土田健次郎先生、1.29田中康二先生、2.26鈴木健一先生

①2017年1月22日(日)14:00~15:30「江戸時代の儒学―朱子学・古学・陽明学―」
 講師:土田健次郎氏(早稲田大学文学学術院教授、日本儒教学会会長)
 1949(昭和24)年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部東洋哲学専修卒業。同大学院文学研究科東洋哲学専攻単位取得退学。博士(文学)。専門は中国思想(特に宋代思想)、日本思想(特に江戸時代思想)。
 著書に『道学の形成』(創文社、2002年)、『近世儒学研究の方法と課題』(汲古書院、2006年)、『儒教入門』(東京大学出版会、2011年)、『江戸の朱子学』(筑摩書房、2014年)、訳注に朱熹著『論語集注』1~4(東洋文庫(平凡社)、2013-2015)など。著作は韓国語、中国語にも翻訳されており、史少博、許家晨との中国での共著に『日本重要哲学家著作編和研究』(中国社会科学出版社、2015年)。

②2017年1月29日(日)14:00~15:30「歌学としての国学―本居宣長を中心に―」
 講師:田中康二氏(神戸大学大学院人文学研究科教授)
 1965(昭和40)年大阪府生まれ。神戸大学文学部卒業、同大学院文化学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。富士フェニックス短期大学助教授を経て2001年神戸大学助教授。専門は日本近世文学。国学を主たる研究対象とし、受容史的観点も取り入れながら、国文学研究と思想史研究の統合を目指している。
 著書に『村田春海の研究』(汲古書院、2000年)、『本居宣長の思考法』(ぺりかん社、2009年)、『本居宣長の大東亜戦争』(ぺりかん社、2009年)、『江戸派の研究』(汲古書院、2010年)、『国学史再考―のぞきからくり本居宣長』(新典社、2012年)、『本居宣長』(中公新書、2014年)など。

③2017年2月26日(日)14:00~15:30「江戸時代の文学―和歌と漢詩」
 講師:鈴木健一氏(学習院大学文学部教授)
 1960(昭和35)年東京都生まれ。東京大学文学部卒業、同大学院博士課程単位取得退学。茨城大学助教授、日本女子大学教授を経て2004(平成16)年から現職。専門は江戸時代(近世)の文学、詩歌史(特に和歌と漢詩)、古典の享受史、和漢比較文学(特に、和歌における漢詩の影響)など。
 著書に『江戸詩歌史の構想』(岩波書店、2004年)、『古典詩歌入門』(岩波書店、2007年)、『風流 江戸の蕎麦―食う、描く、詠む』(中公新書、2010年)、『林羅山―書を読みて未だ倦まず』(ミネルヴァ書房、2012年)、『江戸諸國四十七景 名所絵を旅する』(講談社選書メチエ、2016年)など。

  江戸時代は、文学と思想のあいだに、とりわけ密接な関係があった時代だと考えることができます。
 17世紀前半、江戸幕府の林羅山(1583-1657)登用を一つの目印とすることができる「儒学」(特に朱子学)の興隆は、儒学者自身が作者となったこともあり漢詩文の流行へとつながっています。また、儒学への反発もあって17世紀後半から本格化した「国学」は、それ自体が和歌の学問であり思想であり、賀茂真淵(1697-1769)や本居宣長(1730-1801)に代表される国学者は、『万葉集』『古事記』などの古代文学研究と同時に、和歌の実作にも励みました。
 思想と文学に明確な一線を引くことは難しく、思想それ自体を文学として捉えることも可能です。両者を考え合わせることは、文学をより大きな視点から見る新鮮さを与えてくれます。
 思想・文学研究の第一線で活躍する先生方をお招きし、お話をうかがいます。

電話、当県立文学館受付カウンターで申し込みを受け付けます。(申し込み順)
参加無料。各回定員150名。 ※事前の申し込みが定員に達しない場合には、当日受付も行います。
電話027-373-7721