群馬県立土屋文明記念文学館

文学館通信

子ども読書の豆知識(2011/07/14) ~当館1階ロビーには「絵本のひろば」があります~


子ども読書の豆知識(2011/07/14)

~当館1階ロビーには「絵本のひろば」があります~


  平成22年度、当館1階ロビーにオープンした子ども読書コーナー(仮称)は、「絵本のひろば」となりました。創作絵本を中心に子どものための本を集めたコーナーです。700冊ほどの本の中から、季節にあわせて数百冊ほどが並び、靴を脱いでじっくり本を読むことができます。内容は次のとおりです。

対象:幼児~小学校中学年
内容:
  ①文学館収蔵資料としてふさわしい質の高いもの。
  ②子どもだけでなく、大人にも利用できるもの。
  ③文学を中心に、芸術や自然科学、社会科学の分野にわたるもの。
  ④ボランティアの読み聞かせに使うことができる大型絵本や紙芝居。
  ⑤夏休み対応のDVDなどの視聴覚資料。
  ⑥仕掛け絵本や触れて楽しむ絵本など、多様な趣向のもの。
  ⑦群馬ゆかりの作家の作品、群馬を取り上げた作品。


★子ども読書の豆知識★
◎子ども読書の日
 2001(平成13)年に制定された「子どもの読書活動の推進に関する法律」により、「子ども読書の日」は4月23日と定められています。

 ※子どもの読書活動の推進に関する法律
 (子ども読書の日)
 第十条 国民の間に広く子どもの読書活動についての関心と理解を深めるとともに、子どもが積極的に読書活動を行う意欲を高めるため、子ども読書の日を設ける。
   2 子ども読書の日は、四月二十三日とする。
   3 国及び地方公共団体は、子ども読書の日の趣旨にふさわしい事業を実施するよう努めなければならない。

◎子ども読書年
 「国際子ども図書館」は、2000(平成12)年1月1日に国立国会図書館の支部図書館として設立されたわが国初の国立の児童書専門図書館で、同年5月5日に第一期開館をおこない、2002(平成14)年5月5日に全面開館しました。
 これにあわせて1999(平成11)年の衆参両院の決議により2000(平成12)年が「子ども読書年」とされ、子どもの読書活動を推進する様々なイベントが行われました。

○こどもの読書週間
 「こどもの読書週間」は4月23日~5月12日で、1959(昭和34)年にはじまり、もともとは5月1日~14日でしたが、2000(平成12)年の「子ども読書年」を機に4月23日からになりました。
  これを主催して、民間レベルで子どもの読書を推進してきたのが読書推進運動協議会で、1959(昭和34)年11月に日本書籍出版協会・日本雑誌協会・教 科書協会・日本出版取次協会・日本書店商業組合連合会・日本図書館協会・全国学校図書館協議会の7団体の総意によって設立され、1969(昭和44)年 10月に社団法人となった組織です。秋の「読書週間」を主催するだけでな く、「敬老の日読書のすすめ」「若い人に贈る読書のすすめ」など、読書普及のための活動を続けています。また関連他団体と協力して、「子どもの読書推進会 議」の活動も進めています。
(参考:社団法人読書推進協議会ホームページ)

※子どもの読書推進会議
 2000(平成 12)年の「子ども読書年」に際して民間の読書関連団体の総意で結成された「子ども読書年推進会議」は、2001(平成13)年、「子どもの読書推進会 議」となりました。2011年4月現在、構成団体は以下の14を数え、出版業界・図書館・作家などの団体が参加しています。
  (社)読書推進運動協議会
  国際子ども図書館を考える全国連絡会
  (社)日本国際児童図書評議会(JBBY)
  (社)日本図書館協会
  (社)全国学校図書館協議会
  (社)日本書籍出版協会
  (社)日本雑誌協会
  (社)日本出版取次協会
  日本書店商業組合連合会
  日本児童図書出版協会
  (財)出版文化産業振興財団(JPIC)
  (社)日本児童文芸家協会
  日本児童出版美術家連盟(童美連)
  (社)日本児童文学者協会
(参考:子どもの読書推進会議ホームページ)

○国際子どもの本の日
  IBBY(国際児童図書評議会)が、1967年に4月2日を「国際子どもの本の日」としました。それは1966年、イエラ・レップマン(Jella Lepman ミュンヘン国際児童図書館創設者、第1回国際アンデルセン賞名誉賞受賞)が、子どもの本を通しての国際理解を深めるために、ハンス・クリス チャン・アンデルセンの誕生日である4月2日を「国際子どもの本の日」と定める提案を行ったことによるものです。
 IBBYは、1953年にスイ スのチューリッヒで設立された国際児童図書評議会(International Board on Books for Young People)の略称で、本部はスイスのバーゼルにあります。日本における窓口としてJBBY(社団法人日本国際児童図書評議会 = Japanese Board on Books for Young People)があり、IBBYの「子どもの本を通して国際理解を」という理念に共鳴して1974(昭和49)年に設立されました。
(参考:JBBYホームページ)

◎世界図書・著作権デー
 「世界図書・著作権デー」は、ユネスコによって1995年に制定され、1996年から実施されており、毎年4月23日になります。
(以下UNESCOホームページ(英文)から抄訳)
「世界図書・著作権デー-4月23日
~世界中でこの日を祝うことによって、ユネスコは、読書や出版に加えて著作権を通した知的財産の保護を促進することを目指しています。~
  4月23日は、1616年というまったく同じ年のこの日にセルヴァンテス、シェイクスピア、インカ・ガルシア・デ・ラ・ヴェーガが亡くなったという意味で、世界文学にとって象徴的な日です。この日はまたその他の傑出した作家が生まれ、没した日でもあります。ユネスコの総会が、この日を書物と著作者に対して世界中から敬意を払う日に選んだのは自然なことでした。その目的は、とりわけ若い人々が読書の楽しみを発見し、人類の社会的・文化的進歩を促進した人々の比類のない貢献への敬意を新たにすることです。」

○サン・ジョルディの日
 1920年代のスペインで、書店が本を贈り合う習慣を広めるために、『ドン・キホーテ』の著者・セルバンテスの命日であり、またキリスト教の聖人である聖ゲオルギウスの祝日でもある4月23日を「サン・ ジョルディの日」としたのが始まりとされています。日本でも1986(昭和61)年以来普及がはかられました。