群馬県立土屋文明記念文学館

文学館通信

当館前庭にある山村暮鳥の詩碑について(2011/06/27)


当館前庭にある山村暮鳥の詩碑について(2011/06/27)

「風景 純銀もざいく」


  風景
 純銀もざいく
  山村暮鳥

いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
かすかなるむぎぶえ
いちめんのなのはな

いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
ひばりのおしゃべり
いちめんのなのはな

いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
やめるはひるのつき
いちめんのなのはな。


☆この詩を作った詩人
山村暮鳥
(やまむら・ぼちょう、1884(明治17年)1月10日~1924(大正13)年12月8日)
 現在の群馬県高崎市棟高町に生まれ、キリスト教の洗礼を受けて伝道師になり、最後は茨城県の大洗町で亡くなっています。詩だけでなく小説、童話、童謡など、幅広い文学活動を行いました。
 当館では開館の年である平成8年度、1996年10月5日~11月24日に、第2回企画展「山村暮鳥・大手拓次」としてその足跡を紹介しました

☆この詩について
 詩集『聖三稜玻璃(せいさんりょうはり)』(1915(大正4)年12月人魚詩社刊行)の中にある暮鳥の代表作です。
 教育出版の小学校6年生向け教科書『ひろがる言葉 小学国語 6上』(平成23年度)では冒頭で取り上げられるなど、子どもたちにもおなじみの詩です。

 
  ☆碑について
 大きさ:高さ150㎝、幅245㎝
 2001(平成13)年3月、当時の群馬町(ぐんままち)が設置しました。暮鳥が書いた字をもとにしたものではありませんが、磨かれた黒い石に彫られているので、字をはっきりと読むことができます。

(詩碑の裏側)
風景
     純銀もざいく
 この作品は山村暮鳥の詩集「聖三
稜玻璃」のなかで最も広く知られて
いる詩である
「いちめんのなのはな」の繰り返し
と全編がひらがなで書かれた表現が面
白く斬新な詩形態である
 群馬町を生誕の地とする暮鳥は多
数の作品を世に送り出した
 町はその功績を称えここに詩碑を
建立する
  平成十三年三月
    群馬町長  清水 稔