群馬県立土屋文明記念文学館


当館から見える山々(2011/01/28)


当館から見える山々(2011/01/28)

秩父~八ヶ岳~荒船山~妙義山~浅間山~榛名山~赤城山

   当館2階、西側に面したレストラン前のテラスからは、多くの美しい山々を望むことができます。屋外には金属製の案内板も設置しております。このページでは南西から時計回りに、主な山をご紹介します。
 なお当館南に面している前方後円墳・八幡塚古墳の上からも、山々の姿を見ることができます。特に榛名山をバックに当館のライムストーンの外壁や古墳の姿が映える北側への眺めや、赤城山が見える北東への眺めは他では見ることができないものです。八幡塚古墳の上には、西、北、東の各方面の眺望について説明した陶製の案内板があります。


・観音山(かんのんやま)と秩父連山
 当館すぐ南の八幡塚古墳・二子山古墳の向こう側、比較的近くに見えるのは、観音山です。白衣観音や観音塚古墳、少林山達磨寺などがある、高崎市民にとっては身近な山になります。
 そのさらに向こう側、遠くに悠然とした姿を見せるのは秩父連山で、折重なる山並みが優しい印象です。

・八ヶ岳(やつがたけ)
 南西方面の白と赤に塗り分けられた鉄塔の近くに、冬は白く雪をかぶった姿をのぞかせます。


・荒船山(あらふねやま)
 南西方面、群馬県甘楽郡下仁田町と長野県佐久市にまたがって、荒船山(1,423m)があります。当館2階からは木の陰になりますが、八幡塚古墳の上からは、平らな山頂が特徴的なその姿を見ることができます。荒船山は形が軍艦に似ていることから命名され、『南総里見八犬伝』に出てくる荒芽山(あらめやま)のモデルでもあります。1984年、日本二百名山にも選ばれています。

・妙義山(みょうぎさん)
 荒船山の右側に見えるのが、「表妙義」の三山である金鶏山(きんけいざん、856m)、金洞山(こんどうさん、1,094m:西岳、中之岳(1,081m)、東岳があり最高峰は東岳)、白雲山(はくうんさん、1,104m)です。さらに右側には谷急山(やきゅうやま、1,162m)、丁須の頭(ちょうずのかしら、1,057m)、御岳(おんたけ、963m)などの「裏妙義」が並びます。妙義山はこうした山々の総称で、最高峰は白雲山中の相馬岳(そうまだけ、1,104m)になります。
 妙義はその奇岩で古くから知られ、大分県中津市の耶馬溪(やばけい)、香川県小豆島の寒霞渓(かんかけい)と並んで日本三大奇勝(奇形)に数えられているほか、日本百景(1927年)、日本二百名山(1984年)などにも選ばれています。
 群馬県では、妙義山は上毛三山(じょうもうさんざん)の一つとしておなじみです。

 
   なお妙義山塊から神津(こうづ)牧場などの高原牧場を経て荒船山方面に連なる一帯は、1969年に「妙義荒船佐久高原国定公園」に指定されています。


・浅間山(あさまやま)
 当館2階レストランから真正面に見えるのが、当館の西に位置する浅間山(2,568m)です。冬は白く雪をかぶり、噴煙をあげる姿を見ることができます。1964年には深田久弥によって「日本百名山」に選ばれました。


・榛名山(はるなさん)
 当館北西に雄大な姿を見せるのは榛名山(1,449m)です。中央のカルデラと榛名富士(標高1390m)を多くの峰が取り囲む形になっています。複数の山の総称で、最高峰は掃部ヶ岳(かもんがたけ 標高1,449m)になります。
 萩原朔太郎(1886-1942)にも榛名山をうたった「榛名富士」という詩があります。
 榛名山は上毛三山の一つで、日本二百名山(1984年)にも選ばれています。

 
  ・赤城山(あかぎやま(あかぎさん))
 赤城山(1,828m)の姿は、当館すぐ南の八幡塚古墳の頂から、北東方面に望むことができます。榛名山と赤城山の間には、西から小野子山(おのこやま、1,208m)、子持山(1,296m)が並びます。
 赤城山はいくつかの峰の総称です。最高峰が黒檜山(くろびさん、1,828m)で、ほかに駒ヶ岳(こまがたけ、1,685m)、鈴ヶ岳(すずがたけ、1,564m)、地蔵岳(じぞうだけ、1,674m)、長七郎山(ちょうしちろうさん、1,579m)、鍋割山(なべわりさん、1,332m)などの山頂を持ちます。
 赤城山は上毛三山の一つで、日本百名山(1964年)、日本百景(1927年)にも選ばれています。
 明治・大正期には、高村光太郎(1883-1956)や志賀直哉(1883-1971)らも訪れました。



 当館では上毛三山と文学の関係を探る以下の展覧会を開催しました。

2007年10月6日(土)~11月25日(日)
第57回企画展「今日も赤城が見える-風の山文学紀行-」

2008年7月12日(土)~9月7日(日)
第61回企画展「榛名・伊香保文学紀行-旅人たちのものがたり-」

2009年9月19日(土)~11月15日(日)
第67回企画展「妙義・磯部地域の文学-西上州を旅して-」

 それぞれの展覧会に合わせて当館が編集したアンソロジー、上毛三山シリーズ文学紀行三部作も刊行されていますので、ぜひご一読ください。

第一弾「あゝこれ山 赤城山文学紀行」
第二弾「青き上に 榛名・伊香保文学紀行」
第三弾「妙義の峯に 妙義・磯部文学紀行」