群馬県立土屋文明記念文学館

特別館長日記

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令和3年3月31日(水)

桜の花
染井桜みにくき幹の老いざれてなほこの年の花をかざすか 文明
(『自流泉』昭和22年)

我がさくら花
わが花の東海ザクラにはじまり終ひににぎはふ八重桜 文明
(『青南集』昭和35年)

 3月31日、人事異動で文学館を去っていく職員に最も美しい光景を見せようとするかのごとく、周辺の桜が満開になりました。
 文学館正面の庭では、文明の歌碑と暮鳥の詩碑を満面の桜が取り囲んでいます。
八幡塚古墳の頂からながめると、文学館の側らに桜が咲き、その向こうに榛名山が紫にたたずんでいます。
 草木を愛する文明にしては、桜を詠んだ短歌は少ないように思いますが、老いてなお咲く桜、春を彩るとりどりの桜を的確に詠んでいます。

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