群馬県立土屋文明記念文学館

特別館長日記

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令和2年8月26日(水)

2020年08月26日

 眉氷るあしたの道をともにせし処女等のかがやく頬を忘れず(『続々青南集』)

 先日、土屋文明が松本高等女学校(現、松本蟻ヶ崎高等学校)の校長として大正11年から13年まで2年間を過ごした松本を訪ねました。文明が住んでいた「松本市西町451番地」(現、開智3-4-27)は駐車場になっていました。閑静な場所で、学校までは2キロくらい。  ヒゲをはやして厳しそうな若い校長先生が思いがけず女学生に優しく微笑んで出勤する光景を思い浮かべました。

 近くに「梅月」という老舗の和菓子屋さんがありました。創業は明治45年だそうで、大正時代の大黒帳を見せてくれましたが、残念ながら「土屋文明」の名前はありませんでした。

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